2004年10月29日

Colorado Springs

短いコロラドの夏がそろそろ終わる。リゾートDHは9月いっぱいで営業終了となる。これからも雪が積もるまではトラック搬送でまだまだDHするわけだが、季節的にはクロスカントリーの季節。

デンバーから南へ車で1時間30分の距離にあるColorado Springsに、一昨年何度か行ってまた是非行きたいと思っていた場所がある。
 
車のオフロードレースで有名なPikes Peakや、MTBのサスペンション会社Manitouの創業地のManitou Springsなどに囲まれた州立公園内に、気持ちのいいトレールのネットワークがある。そのトレールの一つを走ってきた。

 
地下に昔の水道管が通り、直径70センチもあるようなパイプが、所々で地表に出ているのが見えるこのシングルトラックは、正式な名前もあるのだろうが、地元のマウンテンバイカーにはパイプラインと呼ばれている。
 
これを下るためにまず頂上までたどり着かなくてはいけない。車で搬送もできるのだが、今回は自走で登ることにする。乗用車も通れるようなきれいなジープロードを3時間ほど登って、シングルトラックを1時間ほどかけて下ってくる。距離にして25マイル(40km)、標高差800mの旅。
 

まずは標高2200mほどにある駐車場からジープロードを上り始め、1マイルも行くとすぐに崩落したトンネルに突き当たる。

これのおかげでこの先しばらくは車が入って来れない。


自転車やハイカーこの上を通って…


 
反対側に出られる。
 

このトンネルの上からシングルトラックで頂上まで行くことも出来るのだが、今回はただひたすらジープロードを登ることにする。


 
 
1時間ほど登るとまたトンネルがある。


 

硬い岩盤をくりぬいて出来ているこのトンネル、吸い込まれるように真っ暗である。風の通り道になっていて、中には強い向かい風が常に吹いている。
 
ペダルをクルクルと回しながら入る。だんだん周りが暗くなり、壁も天井も真っ黒なのっぺら坊に。ついに足元も全く見えなくなる。地面に何も転がってないことを祈りながら、そこだけ切り抜いたように見える出口の方へゆっくりと進みつづける。
 
風の音とタイヤが地面を踏む音だけを聞きながら、完全に闇に包まれてペダルを回し続けていると少々怖くなってくる。もう何十分も人にあってないし、何か出ても俺一人だ。壁や天井に何か居るんじゃないだろうか。
 
トンネルを抜けて死者の国から帰ってくるのはギリシャ神話だったか?振り向いたらいけないのに振り向いちゃうんだよな。
 

ここで後ろからいきなり誰かに話しかけられたら腰抜かすところだが、もちろん実際にはコウモリ一匹出ずに、一分後にはトンネルを抜けた。


 
 
この辺りは下から1/3程度だろうか。Colorado Springsの町が見える。


 
 
 
さらに30分ほど登ると、もう一本のジープロードにぶつかる。ここには車も入ってくる。


 
 
道のわきには標識もある。これは「この先 発砲 禁止」の看板。ハンターが良く来るのである。
この先、ということはもちろんここまでは発砲OKなわけだ。


 
 
あれ?良く見ると…

どの看板も穴だらけじゃねーか。標識を銃で撃つのは止めましょう。
 

そんなこんなでさらに1時間半ほど登って標高3000mにあるトレールの入り口につく。長い登りで疲れてフラフラなので軽く携帯食を食べてからいよいよ下りだ。
 
 
下るのが楽しくてシングルトラックの写真はあまりないが、途中にはこんなものがあったり、


 

こんなセクションを横に渡る場所が合ったり


その間をくねくねといろんなタイプ・難易度のシングルトラックが繋いでいる。急な岩セクションから、ウォータースライダーのようにくねくねと下る石のまったくないセクションまで、バラエティーに富んだ楽しいトレールだ。
 

40分ほど楽しく激しく下ってから、家族連れハイカーも入ってくるようなおとなしいセクションを10分ほど走ると


 
 

最初の崩落したトンネルの先のジープロードに戻ってくる。


 

あとはクールダウンでだらだら5分ほど下って駐車場だ。
 
この州立公園に最近「Freeride Area」を作る認可が下りた。ジャンプやドロップを作る予定らしい。
州立公園にMTBのための公認のFreeride Areaというのはアメリカではほとんどないのではないかと思う。
 
自分が乗りたいかどうかはともかく、画期的な出来事だ。時間はかかるだろうが今後が楽しみだ。出来上がってきたら見に行きたいと思う。

2004年10月07日

Yeti 303 - Proto 写真

インターバイクで出ました